わくわく夫婦の嫁日記~ただいま世界一周中~

中学校教員夫婦から、世界一周夫婦になった嫁の旅行中の徒然日記

インドは教え合いにあふれてる~田舎町のATMにて~

フレンドリーとはこういうこと!

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 インド人は本当にフレンドリーで優しい。旅行中、困ったことは山ほどありますが、そのたびに必ず誰かが助けてくれます。遠慮と無縁、人との心の距離も、実際の距離感も本当に近いインドの人たち。おせっかいと言ってしまえば、それまでかもしれませんが、そんなおせっかいを初めて出会う異国の民に発揮できるのは、やはりフレンドリーとしか言いようがありません。

ATMでも優しさにあふれている。

 特に、ATMでは、そのインドらしさが引き立ちます。インドのATMでは、機械の中のお金が足りずに引き出せないこともよくあります。よって、機能している所はたいていどこも人であふれかえっています。おじさんたちがATMの周りをぐるっと囲んで、なんだかんだと言いながらみんなでお金を引き出している様は、個人情報保護なんて言葉とは無縁の光景。私もちゃっかり囲まれ、教えてもらいながらお金を引き出してしまいました。というか、勝手に囲み、勝手に教えてくれる優しいおじさんたち。本当は、もっと気を付けないといけないんでしょうけどね…。

そんなインドのATMあるある

その1 なぜか言語選択ではヒンディーでなく英語を選ぶ。

 方言とかがあってヒンディーだと余計にわかりにくいのでしょうか?なぜかみな英語を選んでいました。なぜそれが分かるのか?前に5,6人くらい人がいても、画面が普通に見えちゃう距離で待っているのです。

 

その2 暗証番号バレバレ…。

 暗証番号はつぶやきながら入力、または紙に書いているのを囲っているおじさんの誰かが音読してあげる。暗証番号の意味…。ちなみに、数字は英語で数える方がわかりやすいのか、だいたいの人がone ,two…なんてつぶやいていました。旅行者にもばればれです。

 

その3 1人が何回もATMいじりがち。

 東南アジアのATMはだいたいそうですが、1回に取引できる金額が少なく、1人が何回も取引をしがち。インドの場合、10,000ルピー(約1万7000円)が最高額でした。ゆえに余計混雑。時間がかかる上、どんどん前へ詰めてくるので、暑さも倍増…。

 

 わからないことは、人に聞くのが普通。聞かれた人も答えるのが普通。困ったら、人を頼るのが普通。故に、助けるのが普通。無表情で、唐突に優しく助けてくれるインド人。彼らにとっては当たり前のこと過ぎて、わざわざ表情を変えてするようなことではないのでしょう。”ありがとう!”と言っても、大したことないと、これまた無表情にうなずきます。(インドの人たちのうなずきは、なぜか首をかしげるような仕草なので、一瞬何か悪いことをしたのかなと思ってしまうのですが…。)この”助けるのが当然”という文化が、人との距離をせばめ、フレンドリーで素朴な国民性を育てているのかなと感じました。きっと、私にしたらすごく親切なことも、彼らにとったら本当にただただ当たり前のことをしているにすぎないのかもしれません。それってとても素敵なことで、いつかその境地までたどり着きたいと思いました。