わくわく夫婦の嫁日記~ただいま世界一周中~

中学校教員夫婦から、世界一周夫婦になった嫁の旅行中の徒然日記

学び続ける心~ちっぽけなんて存在しない~

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 フィリピンで英語留学中のワクワク夫婦。

嫁のほう、keruです。

 

留学2週目が終わろうとしていますが、

先生方は、みな優しくフレンドリー。

それでいて、みなさん”学ぶ”ということに

それぞれの考えがあり、はっきりとした

ビジョンを持って授業をしてくださいます。

 

担当していただいている先生の中に、

小学校の先生、秘書を経て現在の仕事に

たどり着いた方がいらっしゃいます。

 

彼女によると、フィリピンの小学校は

1クラス60人の7時間授業!

さらに雑務もあり、子供や

教えることは好きだけれども、

手に負えなかったと振り返る彼女。

教師の苦労ポイントは万国共通なのかなぁと

妙に共感してしまいました。

 

授業初日、笑顔でブースに現れた彼女は開口一番

「授業は明日から。今日はお互いを知る日。」

と。

好きなことや家族、仕事のことなど

たくさんの話をしました。

 

その日の最後に、彼女が言ったこと。

”I am a teacher.But I am also a leaner.”

わからないことがあったら

なんでも質問してほしいし、

わからないことがあるのが普通。

私もたくさん知らないことがある。

だから人の話を聞いたり、

アドバイスを受けたりするのが好き。

 

年齢や立場に関係なく、

私たちはどんな人からでも

たくさん学ぶことができます。

それは例えば、教師、生徒という出会ったときの

立ち位置とは関係のないもの。

片方が、もう片方に教えるだけの関係なんて、

実は存在しないのです。

 

とてもシンプルなことですが、

実は忘れがちなこの気持ち。

それをストレートに表現した言葉が

とても気に入りました。

 

私たちはいつだって、影響しあって

生きています。

影響は与えるだけでも、受けるだけでもなく

し合うもの。

 

自分はちっぽけな存在だと思っている人も、

実は必ず誰かに影響を与えている。

だから本当は、誰しもが自分に自信を持ち、

相手を尊敬して生きていける。

 

教えたり、習ったりする立場にない人も、

みな

”I am a teacher.But I am also a leaner.”

です。

 

私も教員時代、子供たちや周りの先生方から

たくさんのことを教えていただきました。

それは、言葉ではなく、感じるもの。

毎日を共に過ごす中で、新しい発見があったり、

漠然とした考えがクリアになったり。

 

自分の心が開いていれば、過ぎてゆく時間の

一瞬、一瞬がまさに学びの連続です。

 

きっと誰しもが、今日もたくさんの人に

影響を与えたに違いありません。

そして、出会ったすべての人から

影響を受けたことでしょう。

 

そこに中に必ずある学びの種を

1つでも多く芽吹かせたいものです。