わくわく夫婦の嫁日記~ただいま世界一周中~

中学校教員夫婦から、世界一周夫婦になった嫁の旅行中の徒然日記

心を開いて ~自分の望むつながりを作るのは自分~

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インドネシアの観光の中心は

なんといってもバリ島。

そして、首都ジャカルタのある

ジャワ島は治安が悪い、

バリとジャカルタは全然違う

とはよく聞く話。

 

そんな話を散々聞いていたので、

ビビりまくってジャカルタ

降り立ちました。

空港を出たら、客引きがすごいんやろな~…。

と思いながらそろりと外へ。…。

 

気が抜けるほど客引きなんていません。

もちろん“タクシー??”

と声をかけてくる人はいますが、

首を横に振れば、あっそうとばかりに

すぐにどこかへ行ってしまいます。

 

 

??…。思ってたのと違う。

結局タクシーを拾って宿まで行こうとして、

道がわからず、近そうなところで降りて

夜の裏道をうろうろ。

 

後からガイドブックで読むと、

観光客を狙ったスリが横行しているから、

夜は歩かないように、

笑顔で英語で話しかけてくる輩には注意

と書かれていました。

 

誰も声かけてこないし、

英語もあまり通じないんですけど…。

 

 

翌日の市内観光も、

ジョグジャカルタに移動してからも、

とにかく出会う人みないい人。

土産物屋のおじちゃんおばちゃんも

観光地で働く人々も目があえば

“ハロー!○×△…。”

↑きっと、一応の商売的声かけはしているらしい。

と笑顔。それだけ。

 

当然、商売で生活をしているのだから、

声はかけて当然だと思う。

日本でだって、私の小さいころは、

八百屋さん、果物屋さん、豆腐屋さんなどなど、

みんな、声かけて、今日は何がおいしいから、

今日の夕飯は○○にしたらとか言いながら、

活気づく市場が家の近くにありました。

母と一緒に歩いているだけでわくわくした

あの気持ちは、いまだに忘れられません。

 

悪い人、人をだまそうとする人は

どの国にも一定数います。

観光客を狙った悪い人に出会う確率は

当然ながら旅行中のほうがぐんと上がる。

 

けれど、どんな国も、悪い人の割合が

いい人の割合を上回ることはないと

経験上、信じることができます。

 

“いい”“悪い”の価値観は、

国によって若干変わってくるだろうけれど、

人としての優しさや、

相手をもてなそうとする心は

きっと万国共通です。

 

そんな心に触れられるのは、

相手がだますのじゃないかと思いながら

接している人ではなく、

相手との会話や時間を楽しもうとする人。

 

もちろん、いつもと違う場所にいるのだから、

危機管理意識は大切です。

それは、日本だから、異国だからではなく、

いまや、どんな場所にいても持ち合わせるべき

感覚なのではないでしょうか。

 

どんな国にも、地域にも、

その国を愛し、誇りをもって

生きている人がいます。

そんな人たちとの出会いが、

また次の人を信じる心へと

つなげていってくれる。

 

今回、ジャワ島で出会った人たちが、

私にそう確信させてくれました。

 

日常、非日常にかかわらず、

人は人とつながって生きています。

自分がどんなつながりの中で

生きたいか。

 

自分の望むつながりの

スタートは紛れもなく自分自身。

自分がまず心を開き、

温かいつながりを広げていきたいと

感じています。