わくわく夫婦の嫁日記~ただいま世界一周中~

中学校教員夫婦から、世界一周夫婦になった嫁の旅行中の徒然日記

ヨーロッパの公共交通機関はすごい!

 

こんにちは、ワクワク追求夫婦嫁の方、keruです。

前回、ヨーロッパの交通機関をうまく利用できるよになって嬉しかったお話をしたので、今日は、ヨーロッパの交通機関こうなってますよのお話を備忘録もかねて…。

今回書いている交通機関とは近距離の市内+その近郊の移動についてです。

 

前回の記事はこちら。

 

happyfrogkeru.hatenablog.com

 

 

そもそもどこで買う?

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日本ではまず起こりにくい現象ですが、切符をどこで買うねん問題が結構な頻度で訪れます。券売機でコイン、紙幣、カードのすべてが使える国も多いですが、券売機はコインのみとか、カードのみとか、国内のカードのみで自分の支払いたい方法が選べない時も…。

そんな時は近くにキオスク的な売店が必ずあって、そちらで購入することができます。場所が離れているときもありますが、たいてい誰でも教えてくれるので大丈夫です。

しかも、まとめて購入することができるので、必ず使う枚数が分かっている場合はまとめ買いがおすすめです。

 

切符の買い方

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チケットの買い方が日本とは違います。日本は出発駅から到着駅までを買うのに対して、ヨーロッパはゾーン(区間)または時間制(ゾーンと時間の組み合わせの場合もあり)。

 

ゾーン制とは中心からの距離で区間わけがされていて、出発駅と到着駅のゾーンによって値段が設定されています。出発駅がゾーンAで到着駅がゾーンCならA+Cのチケットを買うみたいな感じです。ドイツやフランスがこのタイプでした。

 

時間制とは、乗車時間によって値段が変わるもの。乗車時間30分ならいくら、90分ならいくらとだいたい2種類ほど用意されています。クロアチアチェコがこのタイプでしたがが、こちらは市内の観光地へ行くならだいた短い時間のチケットで十分だと感じました。

 

乗り継ぎOK!

ヨーロッパの交通機関の便利な所は、電車やバスを乗り継ぐときも1枚のチケットで行けてしまう所。いちいち買いなおす必要がないのでとても便利です。

 

都市によって細かいルールが設定されている所もあるので、ご旅行前に検索をかければ、詳しく書いてくださっているブログや実際の交通機関のHPでチェックできます。(例:”ミュンヘン 交通”みたいな感じで)

 

 

そもそも改札がない!

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場所によって違いますが、改札のない駅も多いです。切符は買うけれどノーチェックみたいな。でも無賃乗車はもちろんいけません。旅先で不正なんてもってのほかですし、頻繁にチケットチェックの方が回っている国もあって、高額な罰金が請求されるそうです。

 

改札はないけれど、入り口に箱型の機械が設置してある駅もあります。これは、切符に時間を刻印する機械で差し込むと開始時間が刻印されます。チケットにあらかじめ時間が印刷されている場合は必要ありませんが、そうでない場合は打刻をしなければ、こちらも罰金の対象になります。私は打刻の必要があるかわからない時は、とりあえず打刻しちゃいます。していて罪になることはないですし、差し込むだけなので切符が出てこ

ない!なんてことにもならないので。

 

24時間券が便利!

私が一番使い勝手がいい!と思ったのは24時間券です。その名の通り24時間有効の乗り放題チケットのこと。今日は観光地巡りするぞ!というときは、最低何回交通機関を利用するかを計算して、その回数分の普通チケット代の合計と24時間券の値段を比べて、ほとんど変わらなければ迷わず24時間券を買います。たいていの国で、24時間以内に3~5回の利用があるなら24時間券の方がお得です。24時間以外に48時間、72時間券など国によっていろいろ種類があります。

 

グループ券とはなんぞや!?

国によっては、グループ券なるものがある国も!最大5名までが1枚のチケットで乗れてしまうとってもお得なチケットです。もちろん1人用のチケットよりかは高いですが、ドイツに至っては2人分の値段よりもグループ券の方が安く設定されているので、これを5人で使えばかなりお得です。オーストリアのウィーンでは、グループ券が2人分のチケットの値段と同じだったので、夫婦旅の我々はちょっと残念でした。

 

まとめ

ルールがいっぱいでややこしいですが、そもそもの交通費が高い分、利用者のタイプに合わせてお得なルールが盛り込まれているようです。しかも、どの国のルールもだいたい同じように設定されてるので、1回理解すればそれを応用できますし、それぞれの国の微妙な違いが面白いです。

 

いつか、ヨーロッパへご旅行の際はぜひ公共交通機関をたくさん使って地元気分を味わってくださいね!

 

 

やればわかるし、できるんだ。

ヨーロッパへやってきて1か月余り。アジア圏の国々との違いはいろいろありますが、何よりも大きいのは公共の交通機関の発展。鉄道はもちろん、地下鉄、トラムといわれる路面電車にバスまで。そんなに必要ですか??という気もしますが、とにかく選択肢も多く、チケットも共通で乗り換えもOK、しかも改札がないところがほとんどで使いこなせられれば、とても便利です。

 

自信満々で乗れますか??

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最近のお気に入りが線路図。見慣れてくると、ますます手放せない旅のお供です。


が、チケットの買い方から乗り降りの方法、どっちの方面に乗るのか??までわからないことだらけ。トゥクトゥクに行きたい場所を告げて値段交渉をするのと、どちらが難易度が高いかと言われたら…。どうでしょうか??

 

思い起こせば、昔は公共交通機関を利用するわずらわしさを避けるため、観光地に近い宿を探していた自分を思い出します。

 

そして、旅のお供にこれ。持ってるだけで、ちょっと不安から解消されます↓ 

 

やればわかる、やらんとわからん

1つ確実に言えるのは、公共の交通機関に乗ることはオリンピックで金メダルを撮るよりもはるかに簡単だということ。

 

…当たり前です。

 

要はやれば確実にできるということです。でも、やり方がわからないからと言ってやらずじまいにしていれば、一生できないのも確か。

 

小さな一歩かもしれないけれど

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この小さな一歩を踏み出すがどうかが、運命の分かれ道(??)

事前にネットでチェックをすれば、乗り方やチケットの種類などブログで紹介してくれている方がたくさんいらっしゃいますし、昔に比べればハードルは断然下がっています。

下調べをしておけば、安心してその一歩を踏み出すことができます。

 

しかも、やってみると案内簡単。そりゃそうですよね、公共交通機関を利用するのがそんなに困難なはずがありません。困っていれば、助けてくれる人は周りにいすぎるほどいてくれます。

 

はじめは目的地でちゃんと降りれるかドギマギしたり、ちょっと無理して歩いてみたりしていた私も、今では随分コツをつかんで時間短縮できるようになりました。新しいことができるようになるのはどんなに小さなことでも、嬉しくなります。

 

アラフォーだってまだまだ成長しますよ!

 

どんなことも、慣れと自信

これは旅に限ったことではなくて、すべての物事に対して言えます。

 

”やってみて、できた”という感覚は、”次もやればできる”という自信につながり、その繰り返しで人は確固たる自信を身に着けていくのです。

 

もちろん、時には失敗もあります。そして、失敗には必ず理由があります。慣れに慢心して準備を怠っていたり、慌てていたり。失敗したときはその理由を理解すれば、自分自身をレベルアップさせることができます。

 

とりあえずやってみる

やりたいことをするためには、多かれ少なかれ障壁が立ちはだかるもの。けれど、これだけネットの発達した現代において、たいていのことは、調べれば解決方法はいくらでも出てくるし、やればできちゃうものです。

 

やればできるという自信は、まずやらないと手に入れることはできません。とにかくやってみる勇気。大切ですね。勇気の一歩です。

 

やりたいことは、やりたいで終わらせずやった方が絶対楽しい。自分で調べるもよし、人に聞くでもよし。とりあえずやってみれば、案外できるし、新しい何かが見えてくるものです。

 

思春期の甘くも苦い日々ゆえに

とても久しぶりの投稿になってしまいました。

 

今回のお話は、私の前職が中学校の先生ということを先に添えてから始めさせていただきます。

respect というキーワード

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旅を初めて半年。これまでに現地の方や旅人と出会い、少なからず会話を交わしてきました。その中にはありがたいかな日本や日本人のことが好きだと言ってくれる人も少なくありません。そして、その方たちと日本について話をする際必ず出てくる単語があります。それが”respect”です。

 

いったい何が"respect"?

彼らはこの”respect”を用いて、いかに自分たちが日本のことを好きかを語ってくれます。

 

いわく、

日本人は互いに”respect”し合っていて、物に対しても”respect ”してるだろぅ。本当にGreatだな!!

と。

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respectを直訳すれば尊敬。互いに尊敬し合い、物に対しても尊敬の気持ちを持っている…かなり大げさです。はじめのうちは、きっとこの人はとてつもなく日本のことが好きなんだなとか、ありえないくらい素晴らしい日本人と出会ったんだろうなと思っていました。

けれど旅を続けるにつけ、本当に多くの人たちが日本人の”respect”な面が素晴らしいと言ってくれるので、どうやら日本人は”respect”あふれる国民なんだと思うようになりました。

 

お互いを思いやること。ものを大切にすること。

どういう所が"respect"なのかをさらに聞いてみると、相手のことを考えて行動するところや、ものを丁寧に扱うことを”respect”と表現してくれているようでした。

 

もちろん、これらの行動ができるのは日本人に限ったことではありません。彼らが言っているのは、多くの日本人が高いレベルを保って思いやりの心を持って行動でき、物を丁寧に扱うことができる点を称賛してくれているのだと思います。

 

ところで、日本の中学校では…

特に公立の中学校では、クラス単位での活動が生活の中心にあります。野外活動に出れば”来た時よりも美しく”清掃をして施設の人に感謝の意を表し、部活動では道具を大切に扱うことを重んじます。学校行事では、協力して何かを成しえることがいかに難しいかを突きつけられ、クラスでいさかいが起こり、それでも何とか本番までたどり着き…。みたいな青春の1ページは中学校生活の醍醐味のようなもの。そういえば、初めて体育会を見たという口数の少ない外国人講師が、その日の感動を饒舌に語っていたのを思いだします。

 

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少なからずこの日々が、”respect”あふれる国民性を作る一要因になっていると思うのです。日本に住まう10代が通る中学校時代。そこで、繰り広げられる日々は”何でこんなことやらなあかんねん”と思ってしまったり、”もうちょっと真剣にやってたらよかったかな”とほろ苦い後悔が沸き起こったり。決して一筋縄ではいかないし、面倒なこともたくさんあるけれども、そこから何かしらを学び歩んできた私たち。それが彼らのいう”respect”なのだと思います

 

とても素晴らしい心はぐくまれる国

国際社会で生き抜くために自己主張が大切だと言われる昨今。今までよしとされてきたことが簡単にひっくり返る世の中を私たちは生きています。時代が変わっているのですから、よしとされるものが変わるのは当然のこと。けれど、その中で変わらない大切なものが必ずあるはず。思いやりや場を清める心は、まさにいつの世でも変わらず美しい。日本が世界に誇れる国民性。そう胸を張って言い続けたいものです。 

 

 

お買い物をする理由

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お買い物は楽しい

 観光地へ行くと、必ずあるのがお土産物屋さん。屋台であったり、お店を構えていたり形態はそれぞれですが”物を買うときの値段交渉も旅の醍醐味の1つ”とはよく聞くセリフ。日本では珍しいものもあったり、旅の思い出としてのお買い物は楽しいです。

 

 今は世界一周中の身、荷物をいかに軽くするかが優先順位1番なので物欲怪獣にやられることはないですが、雑貨も洋服も食器も可愛いものがあれば当然手に入れたくなります。

 

”安い”では買えない

 お買い物をする理由はその時それぞれですが、いかなる時でも気に入ったものを買いたい。お財布との相談は必要ですが、”安い”を理由に買っても、結局そのあと使わないものがほとんど。それだったら、多少値が張っても、本当に気に入ったものを買いたい。もしくは買わない。経験上、”安いから買う”は買ったものに対して、残念な結末(結局あまり使わず捨てちゃうみたいな)を生むだけです。

 

 だから、お土産物を”安いよ~”と言って売っている人を見ると複雑な気持ちになるります。”安いから買うんじゃないよ、気に入ったら買うんだよ”何回もそう言おうとして結局言わない自分も嫌。

 

まして”かわいそう”では絶対買えない

 もっと嫌なのは、”(私が)かわいそうだから買って”と言われるとき。”かわいそう”ではとてもじゃないけどお買い物はできないし、実はそんなことを言わなくてもお客さんをつかんでいる人が周りにちゃんといます。

 

 お客さんとの会話を楽しみ、人と人との付き合いから、旅の思い出を持って帰ってもらっている人。立ち止まった人にじっくりと見てもらったり、良さを説明して納得して買ってもらっている人。何を売るにしても、工夫一つで、自分も相手も気持ちよく楽しくお買い物ができる。それは、いかなる状況でも同じ。

 

 観光地での物売りは、きっと私の想像をはるかに上回る厳しさがあるとは思います。みな似たようなものを売っているし、流通が行き渡った世界では物は売れなくなる一方。それでも、気持ちの良い努力をして一歩秀でている人は、どんな土地にも必ずいます。そして、その人たちはいかなる時でも無理強いをしないし、どれだけささやかな買い物に対しても、ステキな笑顔で感謝の意を告げてくれる。

 

好きなものを、納得した値段で買えばいい

 結局のところ、基準は自分自身にあるのだと思います。自分が気に入ったものが自分の相場で納得ならば、いい思い出の詰まった素敵なお土産になるし、納得いかなければ値段にかかわらず楽しくはない。

 

 大切なのは、納得できるか。本当に欲しい物だったり、この人から買いたいと思えた時は案外素直に納得できちゃいます。

 

 とは言いながら、同じものを自分より安く買った人の話を聞けば、当然悔しいです。そんなときも、自分がお買い物をしたときの、ひと時の楽しいふれあいの時間を思い出すと、まぁいいかと思えてしまうのは私だけでしょうか。

 

 

"義務"もいろいろ義務教育

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当たり前だけど、学制が違う

 ベトナムで、お子さんを持つ同年代の女性と話をする機会がありました。元職業柄、やっぱり気になってしまう教育のこと。特に、各国の義務教育については機会があれば思わず尋ねてしまいます。

 

 日本の義務教育が小学校6年、中学校3年に対し、ベトナムは小学校5年、中学校4年。区切りは違えど義務教育の期間は同じです。

 

 日本で生まれ育った身、6-3-3が当たり前で生きてきたので修学期間だけでも興味深いです。それぞれ手本にした国の違いなのでしょうが、それぞれの学制の根拠も気になってきます。

 

”義務”が果たせない世界

 彼女は日本に留学経験もあり、日本の教育についても熟知していて自国の義務教育についてこう語ってくれました。

 

 ”ベトナムの義務教育期間は日本と同じだけれど、教科書代は払わないといけない。昔はそれが当たり前だと思っていた。けれど、日本人と話をしていて、「義務教育なのに、教科書代を払わないといけないっておかしい。」と言われて、そう言われてみれば確かにそうだと思った。”

 

と。ベトナムに限らず、教科書代が捻出できず、(教育を受けている間の労働力が減るという理由も加わり)義務を果たせない家庭は世界中にたくさんあります。日本人からしてみれば、義務教育なんだから教科書はもらって当たり前。でも、ベトナムの人に取ったら教科書代は払うのが当たり前。

 

 所変われば、制度が違っていて当然で、その制度しか知らなければ、それがその人たちの”当たり前”になる。旅をしていると、”当たり前”とか”常識”なんて、実は限られた世界の中のとらわれに過ぎないということを思い知らされます。

 

ちなみに、フィリピンでは・・・

 ベトナムの話を聞くと、日本やるやんと思いますが、フィリピンでは義務教育にかかる費用は本当に完全無料だそう(公立の場合)。教科書はもちろん、給食、制服まですべて。

 

 ”日本では給食費未納問題とかあって、先生が回収しないといけないから大変なんだ”と言うと、”義務教育なのに、なんでお金がかかるの!”と驚かれました。ちなみに、教師にも制服があって、それも国から支給されるから無料らしいです。

 

 目下フィリピンの義務教育の課題は、先生1人当たりの生徒数が多すぎること。50~60人が普通だそう。それだけの生徒をいっぺんに担当しなさいと言われたら…。想像してめまいがしました。

 

”義務”というからには

 義務というからには、それを果たすことが難しくない状態が理想ではないでしょうか。けれど、国の状態によって、それが著しく困難な地域が存在しているのも事実。自国の状態は世界中を見渡した時、実は当たり前じゃないと知る人が増えれば増えるほど、義務の果たされる国や地域が増えるのではないかなと最近よく思います。

 

"親日国"と喜ぶ前に~知らなきゃいけない、スリランカへの御恩~

親日国”ってよくいうけれど・・・

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 旅をしていると、”○○(国の名前)は親日国だから、旅しやすい。”とか、”○○人には、日本を好きな人が多い”とか、”僕たちは、日本を尊敬している。”といったことをよく耳にします。とても嬉しく感じる反面、なんで親日なんだろう??と考えてしまいます。というのも、日本全体が、特にどこかの国のことや、国の人達を好きだという感覚を持ったことがないから。”親日国”という言葉はよく聞いても、日本が”親○国”だという意識は、少なくとも私にはありません。”いろいろな国の方に愛していただいている割に、他国に興味のない日本。”最近そう感じることが多いです。

 

いざ、スリランカへ!

 スリランカへ行く前にも、旅のお仲間から”スリランカ親日国だからいいよ!!”というお話をたくさん頂いて、いざ入国!確かに、みなさんシャイながらとっても優しい!そして、”僕たちスリランカ人は日本人が大好きなんだ!!”と話しかけてくれるたくさんの人々。嬉しい反面、やはり”なんで??”と思ってしまいます。

 

スリランカ 親日”でググってみた

 なんでもネットを使えば調べられちゃう便利な時代。気になったことはすぐにググる。”スリランカ 親日”で検索して、とんでもない事実を知らなかった自分をひどく恥じました。

 

今の日本があるのは、スリランカのおかげです

 第二次世界大戦後、日本に対する厳しい制裁や分割占領案などが出されていました。しかし、サンフランシスコ講和会議で、セイロン(現スリランカ)のジャヤワルダナ元大統領(当時は大蔵大臣)が「憎しみを憎しみによってなくなりはしない。ただ、慈悲によってのみなくなる」という仏陀の言葉を引用し、対日賠償請求権を放棄することを宣言し、日本を国際社会の一員として受け入れるよう訴えたとのこと。これにアジア諸国の多くが続き、日本の分割占領などがなくなったそうなのです。当時の吉田茂首相は「日本は後世まで、この大恩を忘れてはならない」と言ったそうですが、このことを知っている日本人は今どのくらいいるのでしょう。

 

世界の中の日本

 旅をしていると、世界における日本の位置を考えさせられる場面がたくさんあります。特にアジア諸国は、同じアジアの国として日本への関心も高く、出会う人たちとそれぞれの国のことについて話す機会も多かった。日本で生活しているだけでは気づかなかった、日本への感情や、予想外の歓迎に嬉しくも無知な自分を恥ずかしく感じる今日この頃。世界の一員としての日本人という意識は、これから必ず必要になる感覚なんじゃないかなと感じました。

 

インドと日本は仲良しだったのだ!

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日本とインドは仲良しと思ってくれているインド人多し

 私がインドに滞在中、たまたま安倍首相がインドを訪問されていました。インドが日本の援助で作る高速鉄道の着工式への参加のためです。この旅で知り合ったどのインド人からも、“日本とインドは仲良しなんだ。知らないのか??”と言われ、恥ずかしながらしどろもどろになってしまう我々夫婦。確かに、インドのビザを事前申請なしで空港で取れる(アライバルビザ)のは、日本国民だけ。それだけでも、日本とインドの良好な関係がうかがえます。

 

インド人兄さんの考察

 お世話になった宿のお兄さん曰く、“日本とインドの文化は似ている。人や物を敬い、相手に対してのお辞儀やうなずきを忘れない。それは、西洋の文化とは違う僕たちが共通して持っている文化だ。”とのこと。確かに、インドの方たちは私のつたない英語にもしっかりと耳を傾け、うなずきながら聞いてくれます。そして、相手が何を求めているのかに対する察しがとてもいい。言葉の壁はあっても、気持ちが通じやすく、なんだか英語がすごく上達した気持ちにさせられる今日この頃なのです。

 

日本の援助に感謝してくれている人がたくさんいます

 ここでも日本が技術や資金面で力を貸してくれるおかげで発展している、感謝していると言われ、やはりそんなことは知らない私たちは、なんとなく“It’s my pleasure.”なんて言って笑ってみる。今回の安倍首相の訪印も生中継で大々的に報じられていて、たまたま入ったお店で従業員の方たちとテレビを囲んで、“日本のテクノロジーはすげぇ!ありがとう!!”なんて言われながら楽しいひと時を過ごしました。日本のことをこんなに良く思ってくれている人たちが世界にはたくさんいることを嬉しく思う反面、なぜそんなに良く思ってくれているのかを私たちはもっと知るべきだと強く感じました。日本からの援助を、人だけでなく物を大切に扱うことを自然とする日本の風土を素晴らしいと思ってくれている人たちが世界にはたくさんいます。一方で、日本全体は世界基準に合わせる方向へ向かっているような気がします。世界の街中での、素朴だけれど温かい日本全体への評価を知らずに成長のかじを切る私たちは、その過程で大事な何かを捨ててしまうのではないかと思ってしまいました。